上司が思い込みの強いタイプの場合、部下としては非常にやりづらいですよね。
力関係があるため、ストレートな反論は逆効果になりやすく、
「いかに傷つけず、視野を広げてもらうか」がカギになります。
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【1】まず「肯定」そして「提案」を
いきなり反対せずに、「おっしゃる通りです」と肯定したうえで、
「こういう事象があったようなので、こう考えております。」と”追加の情報”として提示します。
point)部下から否定された!と思われないことが大切です。
【2】「事実ベース」で話す
感情や主観ではなく、「数値」「データ」「客観的な資料」などを使って伝えると、
上司も受け入れやすくなります。
例)「先月の数値を見ると、こちらの施策の方が反応がよかったようです」
【3】「質問形式」で視点を動かす
「こういうパターンも想定されると思いますが、いかがでしょうか?」などのように、
『考えさせる形で意見を揺らがせる』と、
上司も自分の考えに柔軟性を持ちやすくなります。
【4】一度“受け止める”姿勢を見せてから、場を改めて再提示
その場で反論しにくいときは一度受け止めてから、
後日タイミングをみて資料やメールで別の視点を提案するのも有効です。
急ぎの案件でない限り、とても有効な手法です。
日を改め、何気ない会話の途中で「先日の件ですが…」と
さらっと伝えると話が進んだりすることもあります。
【5】ムリなときは「戦わない」
どうにも思い込みが強く、頑固で他の意見を全く聞き入れないタイプなら、
可能な限り距離を取り、
巻き込まれないようにすることです。
思い込みが強い人は、『こうと思ったら、こう!!!』と
踏み入る隙がないことが多いので
こちらの力ではどうしようもないと割り切ることも必要です。
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上司のタイミングを見計らった上でやったとしてもダメだった時は、
そのやり方に固執せず、次の手段を考えることもストレスを溜めない方法かもしれません。
例えば、その上司とコミュニケーションが
うまくとれている人の言動を分析してみたり、
仕事に支障が出るのであれば相談してみたり。
大切なことは、なるべくストレスを溜めないようにすること。
『思い込みが強い上司の接し方』についてお悩みの方へ参考になればと思います。
頭と心を整理し、良い方向へ向かいますと幸いです。