【002】なぜ「誰かの気持ち」を考えすぎると疲れるのだろう?

人間関係

OL雑談会とは、働くOLによる日常的な困りごとをあくまで前向きに話し合う会です。


今回のテーマは『誰かの気持ちを考えすぎると疲れる?』について。
職場でなんか疲れてしまう…
気に触ること言ったかな…
会社に行く前からどっと疲れてしまう…
このなんとなく気にかかる人がいると、その人のことで頭のリソースがとられているかもしれません。
特に大きな出来事がないのに帰ったらグッたりと疲労感を感じている方は「誰かの気持ち」を考えすぎてしまっている可能性があります。


ミチコ
ミチコ

P子さん、なんだかそっけない態度だったんだよね…
私何かしたかな…?

ジュンコ
ジュンコ

いつも通りを思ってたけど…何か思い当たることある?

ミチコ
ミチコ

特にないけど…う〜ん…。

♦︎際限がない
ミチコのように、相手の機嫌・気分・表情・言い方、すべてを「どう思っているか」と読み取ろうとすると、心が休まる暇がありません。
これは意外と無意識に考えていたりするので、気付いた時点で脳内をストップさせることが大切です。

♦︎正解がない
そして、他人の本心は他人にしかわからず、考えても推測にすぎません。
正解がわからないため、際限なしに考え込んでしまい、エネルギーだけ消耗してしまいます。

♦︎自己否定や過剰な責任感につながる
さらに進行すると「自分が悪かったのかもしれない」「気を悪くさせたのではないか」
推測にも関わらずそれが事実だったかのように自分を責める方向に向かいやすくなります。

ここでこのような状態を仏教的に見ると
+ 「取著(しゅじゃく)」=とらわれの心
+ 「我執(がしゅう)」=自分や他人の心に対する執着と言うそうです。

他人の心をコントロールしようとする(好かれたい、嫌われたくない)
評価されることへの執着
他人に対する“過剰な共感”が自我意識を強める

仏教では「思いやり」は大切にしつつも、「気にしすぎ」は執着である」と教えるそうです。

というわけで…
ここで大切なことは『事実と感情の線引き』をすることです。
しかし、簡単なことではないですよね…私もそうでした。
相手の変化にすぐ気付く・気にかけるのは良いことではありますが、度を越すと自分を追い詰めることになります。
まずは自分のことを大切にすることが必要です。

そこでやってみていただきたいことが「今、自分は何をなすべきか」に意識を戻す。
誰かのことでいっぱいになった思考を別のことを考えることによって「意識を切り離す」ということです。
『誰かの気持ちを考えすぎて疲れてしまう』方へ参考になればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ミチコとジュンコでした♡