【015】誰とでもぶつかる上司

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いろんな人とトラブルを起こす上司は、性格的な問題、
経験の偏り、組織の放任など、複合的な背景を抱えていることが多いです。

・・・トラブルを起こしやすい背景・・・


【1】自己中心的・支配的な性格傾向
自分が正しい」「自分がルールだ」という思考が強く、
他人の立場や感情を尊重できないため、衝突が頻発します。
部下や同僚を『使う道具”のように扱う』傾向もあります。

【2】感情のコントロールが苦手
ストレスや不安、劣等感をうまく処理できず、
言葉が攻撃的になり、人間関係が荒れがちになります。

【3】コミュニケーションスキルの欠如
相手に合わせた言い方や、
建設的な話し合いの仕方を知らない・学んでこなかったため、
すぐに対立的な言葉・態度をとってしまう。

・・・部下・周囲ができる対処法・・・


【1】感情的に巻き込まれない
トラブルメーカー型の上司は、周囲を感情で振り回すことが多いため、
まずは自分の感情を守ることが大切です。
「この人はまたやってるな」と、一歩引いた目で見て、巻き込まれないように意識します。

【2】 関わるときは事実と記録を重視する
理屈より感情で動くタイプも多く、誤解や言いがかりが起きやすいです。
対応するときは、できるだけ記録に残る形
(メール、議事録、日報など)でやり取りするのが有効です。

【3】無理に正面からぶつからない
「言えば分かるはず」と思って説得や論破を試みると、
逆に火に油を注ぐ場合があります。
相手を“変えよう”とするより、自分の距離と安全をどう確保するかを優先しましょう。

【4】メンタル的な“逃げ場”を持つ
トラブルが続くと、知らず知らずのうちに消耗してしまいます。
仕事の外でも安心できる場所・人間関係を持つことで、
冷静さと自尊心を保ちやすくなります。

いろんな人とトラブルを起こす上司は、その根本を部下が変えることは非常に難しく、
「距離を取りつつ、自分を守る」ことが現実的な対処になります。
「我慢するしかない」という考えに縛られず、
証拠、共有、相談、逃げ場など、
複数の選択肢を持っておくことが心の余裕につながります。