「感情の起伏が激しい」上司に日々振り回されるのは、
とても心が疲れますよね。
そんな上司との向き合い方と、
理解と実践的な対処法について考えます。
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・・・そもそもその上司に何が起きているか・・・
【1】内側に不安や未消化のストレスがある
感情が激しくなるのは、
心の中に抑えきれない不安・劣等感・怒りなどΩが
渦巻いている証拠。
・ 自分を守るために「怒り」や「過剰な興奮」を外に向けている
結果的に、周囲が『受け止め役』にされてしまう
これが周りがつらくなる原因ですね…
【2】自分の心を観察する力が弱い
自分の心を観察する力が弱いと、
本人は感情に振り回されて生きることになります。
情緒が安定しない人=心が乱れている人
あなたのせいではなく、
相手の「内なる戦い」の影響を受けているだけ。
例えるならば
『相手の心の中に嵐が起きている。
その風圧が、あなたにも届いている』
のようなイメージです。
・・・実践的な対処法・・・
【1】 「感情を受け止めない」訓練をする
・上司の怒りや喜怒哀楽に、
「はい、そうですね」と受け流す練習
・反応しないこと=自分の心を守る技術
「無記(むき)」—答えず、決めず、ただ観る態度
仏教的にはそういう考え方があります。
【2】一定の距離と「無色透明の対応」を心がける
・相手の感情に共鳴しすぎない
・感情に応じて態度を変えない
(いつも同じペース・口調)
「この人はこの波なんだな」と、
海を見ているような観察者の目を持つことも有効です。
【3】「巻き込まれない自分」を育てる
怒鳴られたり機嫌をぶつけられても、
「その怒りは、相手の内側の問題」と分けて考える
心が揺れても、自分の中で
「これは私のものではない」と離す
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感情的な人に引きずられないためは、
「相手を軽んじる」のではなく、
「自分を丁寧に扱うこと」です。
感情の起伏が激しい上司の関わり方に
お悩みの方へ参考になればと思います。