【003】機嫌を振りまく困ったさん

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「機嫌を振りまく人」についてどのような印象を持ちますか?
人によってはそれが周囲に“空気を読ませる”プレッシャーになっている場合があります。
これは本人が意図的でなくても、職場の人間関係に微細な緊張をもたらすことがあるのです。

・・・このタイプの特徴・・・

【1】自分の感情を周囲に強く表現する
楽しいときは非常に明るく、
機嫌が悪いときは露骨に態度が変わる傾向があります。

【2】無意識に「察してほしい」「気を使ってほしい」と望む
周囲が気を遣うことが“当たり前”になっています。

【3】自分の存在感や影響力を「感情」で保とうとする
+ 自分が注目されたい
+ 人からの反応により、自分の価値を確認したい・安心したい
つまり、自分という存在の“特別性”にしがみついている状態ともいえます。

こういった根底には自分の不安や承認欲求の裏返しであり、
「無自覚な慢心」となることがあるのです。

・・・周囲への影響・・・

周囲は相手の機嫌に応じなければいけない雰囲気に飲まれ心が休まりません。
本音を言いにくくなったり、緊張感が生まれたりもします。
また、慣れない相手には「圧」と感じられ、気疲れの原因に…

本来、自他の心はそれぞれ自由であると知ること。
そして、他人に機嫌を読ませようとするのは『自我の押し付け』
と線引きをし、距離感を保つことが大切ということです。
『機嫌を振りまく人にお困り』の方へ参考になればと思います。